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2026年2月17日

2026年1月の国内電動車販売 EVが好調 トヨタやテスラは1000台超 HVは14.5%減

国内で電気自動車(EV)が好調だ。1月のEV販売台数(乗用車、登録車と軽自動車の合計)は前年同月比42.7%増の6511台となり、乗用車市場(同6.2%減)が減速する中で大きく台数を伸ばした。乗用車におけるEV比率は前年から0.7ポイント上がり2.1%となった。大幅改良したトヨタ自動車の「bZ4X」に加えて、米テスラなどの輸入車がEV販売をけん引している。今後は、日産自動車「リーフ」やスズキ「eビターラ」の登録が本格化し、販売台数はさらに伸びそうだ。

EVやHVなど電動車合計は、同13.1%減の16万3113台となり7カ月連続のマイナスとなった。乗用車市場全体よりも落ち込み幅が大きく、電動車比率は前年から4.2ポイント下がり53.0%となった。

EV販売は、トヨタが同25倍の1694台と大きく伸ばした。けん引したのがbZ4Xで、25年10月の一部改良で航続距離を延ばしつつ値下げして商品力を大幅に高めた。ホンダも新型軽EV「N-ONE e:(エヌワンイー)」の販売台数が328台で純増となったが、発売直後の25年9月の2508台に比べて勢いは衰えている。

輸入車も堅調に推移している。テスラは台数を公表していないが、約1000台販売したとみられる。

今後もEVは車種が拡大し、さらに販売が伸びそうだ。スズキは1月中旬に同社初のEVとなるeビターラの販売を開始した。雪道を想定した走行モードを設定。EVが苦手とする地方での引き合いも強く、販売の滑り出しは順調のようだ。日産の新型リーフも1月から納車が本格化しており、3月には廉価版の販売も開始する。

一方、HVの販売台数は同14.5%減の15万2941台だった。メーカー別で大きく減少したのが日産自動車で、同41.7%減の1万4038台だった。経営再建中の日産は国内販売で苦戦を強いられており、主力車「ノート」がHV専用であるなどHV販売比率が高いことが、国内HV販売の低迷にもつながった。

日刊自動車新聞2月17日掲載