2026年1月21日
政府、重要鉱物の供給源を多角化 今年度予算の予備費390億円を支出
政府は1月20日、レアアース(希土類)などの重要鉱物の供給源を多角化するための費用として、2025年度予算の予備費から390億円を支出することを閣議決定した。昨今の世界情勢を踏まえ、エネルギー・金属鉱物資源機構(JOGMEC)に追加で出資する。民間企業の鉱山開発・製錬事業を支援することにより、重要鉱物の安定調達を目指す。
政府は25年度補正予算で、鉱物サプライチェーン多角化・安定化事業に937億円を計上しており、このうち約400億円をJOGMECへの出資に充てている。今回は、予備費として390億円を積み増す。日本企業による新規のプロジェクトに共同出資するなどして供給源を増やし、特定国に依存しない状況とする。
足元では、1月6日に中国が軍民両用品の日本向けの輸出規制強化を発表。自動車生産に必要なレアアースや半導体関連製品などの安定調達が懸念されている。経済産業省の担当者は「特定の事情にとどまらず、重要鉱物の需給のひっ迫や鉱物価格の上昇が起きており、サプライチェーンの強靭化に取り組む」と説明した。
| 対象者 | 一般,自動車業界 |
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日刊自動車新聞 1月21日掲載












