2026年1月15日
環境省、スクラップ保管の「ヤード」を許可制へ 騒音・土壌汚染・火災など不適切ヤード問題に対応
環境省は、使用済みの金属やプラスチックなどのスクラップを屋内外で保管する「ヤード」の事業を許可制とする方針を固めた。中央環境審議会の小委員会で方向性を取りまとめた。2月7日までのパブリックコメントを経て、廃棄物処理法の早期改正を目指す。
スクラップヤードをめぐっては、不適切な処理や保管により、騒音や悪臭、土壌汚染、火災といった環境問題が相次いで発生している。こうした問題に対応するため、一部の自治体では独自の条例を設けているが、政府としても規制の強化に乗り出す。
廃棄物処理法では、廃プラスチックや金属くず、汚泥や廃油など20種類を産業廃棄物と定めている。現行法では、ヤードに搬入されたスクラップが「廃棄物」に該当する場合は保管を規制している。一方、資源としての取引価値がある「有価物」は、有害物質を含む使用済み電子機器などの一部を除き、規制の対象外となっている。
法改正により、規制対象の品目を広げて適正な処理・保管を促す。また、自動車部品スクラップを含む資源の海外流出を防ぎ、再生材の国内サプライチェーン(供給網)強靭化にもつなげる考え。
不適切ヤードをめぐり、石原宏高環境大臣は「悪質なケースでは近隣の迷惑になっていることもあり、対策すべきだ」と述べている。
| 対象者 | 自動車業界 |
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日刊自動車新聞1月15日掲載












