②外部支援
高速走行する大型トラックが車載センサーのみで安全を確保するのは現実的ではなく、路車などの設備を経由した外部支援が不可欠だ。自車では把握できない〝先読み情報〟支援が重要になる。
特に混雑する高速道路で安全に車線変更を行うためは、前方の障害物情報を一定距離前で把握し、この情報をもとにすることでスムーズに走り続けることができる。また、自動運転中のトラックは、国際的な議論を踏まえ、ターコイズブルーのランプを点灯させ、周囲の高速道路利用者に自動運転車であることを周知する。また今回は、停車時に三角表示板を設置できない場合を想定し、緊急停止時には紫色の点滅灯が点灯する仕組みを取り入れた。点滅灯は、後方からでも鮮明に確認できることが実証された。
今回、技術と事業面の両輪での成果を総括。走行技術では一定のめどがつき、国土交通、経済産業、警察庁などの関係省庁により、優先レーンの設定や遠隔監視、合流支援などの必要なシステム開発が進んだ。また、幹線輸送における共同運行への移行に対しても、一定のめどをつけることができたという。パイロットプロジェクトではまず、物流事業者、車両提供者、外部支援・制度整備を推進する関係者が共同で特定の区間で事業化するとみられる。
こうしたパイロットプロジェクトが広がれば、ある事業者が中継エリア(モビリティハブ)を所有していなくても、他社に委託し合うといった形で、自動運転車のネットワークが全国へと拡大していく可能性がある。












