2025年12月12日
日本メーカー4社の2025年11月米国新車販売、半導体供給問題でホンダが減少
日本の自動車メーカー4社の11月の米国新車販売台数は40万586台(前年同月比4.6%減)で、5カ月ぶりに前年実績を下回った。トヨタ自動車を除く3社が減少した。中でもホンダは15.3%減だった。半導体の供給問題による影響を受けた。
トヨタは21万2772台(同2.7%増)で、9カ月連続で増加した。11月単月では「カローラ」「4ランナー」などが好調だった。
ホンダはオランダの中国系半導体メーカー、ネクスペリアの出荷停止でメキシコ工場など北米で1カ月近く生産調整を強いられ、SUV「HR-V」などが減少した。ただ、販売自体は新型車を中心に好調という。
スバルは同9.7%減で全モデルが前年同月の実績に届かなかった。今後投入予定の2026年型「アウトバック」などに注目が集まる。マツダは同1.5%減だった。「ラージ商品群」が前年割れだったが、アラバマ州で生産する「CX―50」は過去最高の月間1万1583台(同63.8%増)だった。
電動車はトヨタが6%減、ホンダが28.8%減だった。
1~11月の4社合計は同3.7%増と、関税の引き上げ後も前年を上回る水準で推移している。
| 対象者 | 自動車業界 |
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日刊自動車新聞12月12日掲載












