乗用車メーカー8社の10月の世界販売台数は、前年同月比0.4％減の211万4130台となり、3カ月連続のマイナスとなった。トヨタ自動車とスズキ、ダイハツ工業を除く5社が前年実績割れ。特に米国販売では、電気自動車（EV）、プラグインハイブリッド車（PHV）の税額控除が9月末で終了し、スバルやマツダ、三菱自動車が台数を落とした。
世界生産台数は同1.5％減の222万7509台で、2カ月ぶりにマイナスに転じた。世界生産もトヨタ、スズキ、ダイハツを除く5社が減少。米国の関税影響を緩和するために、米国向けの生産を抑制したり、オランダの中国系半導体メーカー・ネクスペリアの出荷停止の影響などが減少要因となった。
