2025年10月10日
〈シーテック2025出展概要〉800社超の最新技術が一堂に
電子情報技術産業協会(JEITA、漆間啓会長)が14~17日の4日間、幕張メッセ(千葉市美浜区)で開く「CEATEC(シーテック)2025」は800超の企業・団体が出展予定。自動車・モビリティ関連の主な内容を紹介する。
◆電池サプライチェーン協議会
川上から川下まで、電池の全てを支える加盟企業の中から69社が一堂に会する。国の特定重要物資であり、成長するインフラである電池とその業界を、パネルや実物展示、模型、ステージイベントなどで紹介。新規ビジネス共創のヒントを見つける展示や、人材紹介なども予定。
◆社団法人LBMA
「位置情報データ活用 for All」と銘打ち、特定の業種・業態での活用だけでなく、すべてのイノベーションを後押しする「デジタルインフラ」として活用され始めている位置情報を紹介。26社が共同出展し、位置情報データのありとあらゆる利用シーン・ソリューションを提案する。
◆JEITA半導体フォーラム2025
日本を代表する半導体企業9社がそれぞれのブースを展開。これまで好評の「半導体産業人生ゲーム」第4弾も披露。次世代を担う学生に対して、半導体産業の幅広い社会的意義や可能性を発信。半導体企業で働く魅力を伝える。
◆デジタル交通社会パビリオン
ITS(高度道路交通システム)の最新動向やETCの新しい取り組みを紹介する展示に加え、研究成果を生かした先端技術の展示も新規に行う。2種類に拡大したVR(仮想現実)体験や、自動運転バスの展示・実証紹介を通じて、未来の交通をリアルに体感してもらう。
◆海洋デジタル社会パビリオン
エレクトロニクスやIT業界だけではなく、水中ドローンのソリューションなど、さまざまな移動体や通信、食品、物流、金融、保険、教育といった多様な業界・分野との共創の場となることを目指す。
◆JVCケンウッド
人工知能(AI)と無線技術の活用により人と社会をつなぐ最新ソリューションを中心に展示。「カメラ付きAIイヤホン」では、日常のさまざまなシーンでAIによる音声サポートを体験できるデモンストレーションを実施。
◆村田製作所
マスク装着型音声入力デバイスやニオイセンサ、大阪・関西万博のシグネチャーパビリオンに提供しているふしぎな石ころ「エコーブ」でのハプティクス(触覚)、有毒な規制ガスを効率的かつ低コストで処理する装置、音響関連などの技術を展示。
◆住友ベークライト
「DX/GXを支える機能性材料」をテーマに、パワーモジュール、バッテリー、通信・センサ、カーボンニュートラルに関連する最先端技術を紹介。バイオマス活用やフェノールリサイクル技術なども披露する。
◆共創体験ツアー(ウォーキングブレスト)/共創アイデア 生成AIエージェント
アビームコンサルティングが協力。来場者の課題・関心領域をヒアリングした上でツアー形式のミーティングを設定・アテンドしたり、来場企業が必要な情報を入力することでAIエージェントがその場で出展企業との共創アイデアを生成したりする。共創機会創出の企画。
カテゴリー | 展示会・講演会 |
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対象者 | 自動車業界 |
日刊自動車新聞10月10日掲載