2025年8月1日
損保協、「自己点検チェックシート」改定方針案を公表 28日まで意見募集
日本損害保険協会(損保協、舩曵真一郎会長=三井住友海上火災保険社長)は、「代理店業務品質に関する評価指針」と評価指針に準拠した「自己点検チェックシート」の改定方針案を公表し、8月28日まで意見募集を行うと発表した。寄せられた意見を踏まえて評価指針案と26年度版の自己点検チェックシート案を作成し、秋頃をめどに改めて両案の意見募集を行う。
改定方針案としては、5月に成立した「保険業法の一部を改正する法律」や、今後改正される「保険会社向けの総合的な監督指針」などを踏まえた見直しを行うものとした。
具体例として、「特定大規模乗合代理店」に関する体制整備や、過度の便宜供与、顧客などの情報管理態勢などを挙げる。自己点検チェックシートの項目追加なども盛り込んだ。
損保協は、金融庁の有識者会議が昨年6月に公表した報告書を踏まえ、損保会社による代理店に対する指導などを補完する業界共通の枠組み「代理店業務品質評価制度」を26年4月から本格運用する。25年度は実証期間とし、6月に「代理店業務品質評議会」を設置して制度運営に関する実務的事項を整備するほか、評価指針について必要な改定を行うこととしている。
対象者 | 自動車業界 |
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日刊自動車新聞8月1日掲載