2025年7月11日
2025年1~6月の中古車登録・届け出台数、前年比0.5%減 3年ぶり前年割れ
日本自動車販売協会連合会(加藤敏彦会長)と全国軽自動車協会連合会(赤間俊一会長)が10日発表した、上期(1~6月)の中古車登録・届け出台数は334万7577台(前年同期比0.5%減)となり、3年ぶりに前年を下回った。新車不足で中古車の需要が高まった前年の反動減が出た。新車供給は正常化したが、今度は円安に伴う輸出の増加が登録・届け出の勢いを削いだもようだ。
年明け以降、新車販売は6カ月連続で前年を上回っている。ただ、前年同期の中古車登録・届け出が好調だったため、6カ月中、前年超えは3回にとどまった。6月は前年同月比5.8%増と上期中、最大の伸びだったが、2月(同5.7%減)や5月(同3.7%減)の落ち込みを補えなかった。
日本中古車輸出業協同組合(JUMVEA、佐藤博理事長)によると、1~5月の中古車輸出(車両価格20万円以上)は67万8729台(前年同期比4.2%増)と過去最高水準だ。こうした輸出の増加も国内登録・届け出の足を引っ張った。
6月の中古車登録・届け出台数は53万5385台(前年同月比5.8%増)。登録車は30万6571台(同4.4%増)、軽は22万8814台(同7.8%増)だった。
対象者 | 自動車業界 |
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日刊自動車新聞7月11日掲載