2025年6月6日
日本メーカー4社の2025年5月米国新車販売、4.4%増 3カ月連続プラス
日本の自動車メーカー4社の5月の米国新車販売は前年同月比4.4%増の45万6837台と3カ月連続で前年実績を上回った。ただ、これまで好調だったスバルやマツダは前年同月比で2桁減となった。トヨタ自動車やホンダは主力車種のハイブリッド車(HV)が好調だった。
トヨタは同10.9%増の24万176台。主力の「RAV4」「カムリ」が引き続き好調だ。電動車も11万9千台(同39.3%増)を売り、販売全体の半数近くを占めた。ホンダも同6.5%増の13万5432台を販売した。電動車は3万8千台あまりを売り、モデル別で最多の「CR―V」は販売の半数以上がHVだった。
一方、スバルは2年10カ月ぶりに前年実績を下回った。主力車種「フォレスター」などの在庫不足が要因とみられる。スバルは在庫水準を抑えることでインセンティブ(販売奨励金)を抑制する販売戦略を取るが、前年同月から10.4%減となった。マツダも1年1カ月ぶりに減少し、同18.6%減の2万8937台にとどまった。
1~5月の4社累計販売は前年同期比5.7%増の212万329台。各社とも前年同期を上回った。
対象者 | 自動車業界 |
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日刊自動車新聞6月6日掲載