2025年6月3日
トヨタなど自動車メーカー4社、レースで低炭素ガソリンの実証開始 ENEOS製造の「E20」使用
トヨタ自動車など自動車メーカー4社は5月31日、バイオエタノールを20%混ぜた「低炭素ガソリン」を競技車両に用いる実証を始めたと発表した。エネオスが製造した「E20」を使用する。レース環境下で低炭素ガソリンを使用し、実用化に向けた課題を検証する。
トヨタの中嶋CTO(左)ら関係者
6月1日まで富士スピードウェイ(静岡県小山町)で開催された「スーパー耐久シリーズ富士24時間レース」に参戦したトヨタ、スバル、マツダ、日産モータースポーツ&カスタマイズがE20を使用した。
トヨタの最高技術責任者(CTO)の中嶋裕樹副社長は5月31日に開いた会見で「電動車が進化しても保有の面から見てカーボンニュートラル(温室効果ガス排出実質ゼロ)燃料は絶対に必要だ」と強調した。
日刊自動車新聞6月3日掲載