2025年6月2日
「不正改造車を排除する運動」 6月は強化月間
多様なメディアを活用し幅広い層に訴求
YouTubeやTikTokなどで動画も配信
国土交通省・不正改造防止推進協議会
国土交通省は、警察庁などの関係省庁や自動車関係団体などとともに、2025年度「不正改造車を排除する運動」を展開しています。強化月間としている6月には、日本自動車会議所など自動車関係32団体で構成する「不正改造防止推進協議会」(事務局=日本自動車整備振興会連合会)と同省が中心となって全国でキャンペーンを展開し、ポスターやチラシのほか、SNSやYouTube、TikTok、Instagramなど多様なメディアを活用して、幅広い層に対して不正改造車の違法性や危険性を訴求しています。
国交省では、暴走行為や過積載などを目的とした不正改造が、「安全を脅かし道路交通の秩序を乱すとともに、排出ガスによる大気汚染、騒音等の環境悪化の要因となっている」として、この運動を1990年から実施しています。強化月間には、警察機関などと連携しながら全国で街頭検査も実施。特に取り締まり件数が多く、社会的な排除要請が高い次の5項目を「重点排除項目」とし、違反車両に対しては整備命令を発令します。
1.タイヤ及びホイール(回転部分)の車体外へのはみ出し
2.灯光の色や点灯状態が不適切な灯火器及び回転灯等の取付け並びに保安基準上、装備が義務化されている灯火器(例:側面方向指示器)の取外し
3.前面ガラス並びに運転者席及び助手席の窓ガラスへの着色フィルム等の貼付(貼付状態で可視光線透過率70%未満)
4.マフラーの切断・取外し及び騒音低減機構を容易に取外せる等の基準不適合マフラーの装着
5.大型貨物自動車の速度抑制装置の取外し、解除又は不正な改造、変更等
また、6月の1カ月間、若年層の自動車ユーザーを対象に、不正改造は犯罪であることや、どのような改造が不正改造に当たるのか、不正改造による事故例・迷惑例などを縦型のショート動画にしてYouTubeやTikTokなどで配信。多くのユーザーに訴求するなど取り組んでいます。
カテゴリー | キャンペーン・表彰・記念日,交通安全 |
---|---|
主催者 | 「国土交通省」および |
対象者 | 一般,自動車業界 |
リンクサイト |