2025年4月25日
乗用車メーカー8社の2024年度実績、世界生産3年ぶり減少
乗用車メーカー8社の2024年度の世界生産・販売台数は、ともに前年度実績割れとなった。世界生産は3年ぶり減で、スズキを除く全社でマイナスとなった。世界販売は2年ぶり減で、トヨタ自動車とホンダ、日産自動車、ダイハツ工業の4社でマイナスだった。
販売では、タイなど東南アジアの一部や「新エネルギー車(NEV)」対応が遅れる中国で低迷した一方、米国ではハイブリッド車(HV)などの好調でホンダとマツダ、三菱自、スバルが2桁増と大幅伸長した。中国ではNEVの投入で台数回復を狙う一方、タイの経済は不透明感が続く見通し。
足元では、米トランプ政権による輸入車や自動車部品への追加関税、国内で続く物価上昇など不安材料もある。販売はコロナ前の水準まで回復するには時間がかかりそうだ。
対象者 | 自動車業界 |
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日刊自動車新聞4月25日掲載