2025年2月10日
第307回会員研修会「能登半島地震を教訓とした職場での災害対応」~新しい知見で防災をアップデートする~ 開催
日本自動車会議所は1月27日、東京都港区の日本自動車会館で、講演会「第307回 会員研修会」を開催しました。リモートも併用し、地方の自動車会議所などから計約40名の方々が参加されました。
今回は「「能登半島地震を教訓とした職場での災害対応」をテーマに、危機管理教育研究所代表で危機管理アドバイザーの国崎信江氏を講師にお迎えしました。国崎氏は、中央官庁での審査委員や自治体の防災アドバイザーを務められており、多くのメディアでも被災地の活動支援時の経験や防災防犯の普及啓発について情報発信されていらっしゃいます。
講演では、阪神・淡路大震災や能登半島地震における、実際にご自身の被災地支援活動での気づきを通じ、職場に求められる役割や対応のポイントについて、映像を交えつつ解説されました。
また日本では古くから、地震が起きたら机の下に隠れ、濡れたハンカチで口を覆いながら避難するというのが一般的に知られていることですが、そうした古い知識をアップデートする必要があると解説され、日ごろから備えておくべきもの、災害直後に帰宅することのリスク、帰る際の心得を具体的にご説明いただきました。なお、避難所での女性の防犯体制、配慮なども企業としてしっかり対応すべき問題であるということでした。
どんなに避難訓練をしていても、災害対応に混乱が生じるのは、実際に被災した際にいる人が避難訓練の際に役割を付与された人とは異なることが原因ということで、先生の推奨するFMBOX(ファーストミッションボックス)についても説明がありました。
ボックス内にある指示カードに従って行動することで、迅速かつ確実な初動期のオペレーションを実現することができるとのご説明があり、会場出席者の多くが関心を寄せていました。
日 時 | 2025年1月27日 15:00~16:30 |
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カテゴリー | 会員研修会 |
場 所 | 日本自動車会館1階(東京都港区芝大門1‐1‐30) |
テーマ | 能登半島地震を教訓とした職場での災害対応 ~新しい知見で防災をアップデートする~ |
主催者 | 日本自動車会議所 |
講 師 | 危機管理教育研究所代表 危機管理アドバイザー 国崎信江氏 |
対象者 | 一般,自動車業界 |