2024年11月14日
自動車リサイクル促進センター 北九州市に全国3つ目の情報発信拠点
自動車リサイクル促進センター(JARC、細田衛士理事長)は自動車リサイクルの仕組みを広く発信し、循環型社会の実現に向けた理解促進を目指していく。北九州市若松区の「北九州市エコタウンセンター」に全国3番目となる常設の情報発信ブースを新設した。同センターは子どもを中心に国内外から年間10万人が来館する環境学習施設。常設ブースの開設で、環境保全や循環型経済の実現に欠かせない自動車リサイクルを学ぶ機会を提供していく。
ブースは同センター本館展示ルームに設けた。アニメで車に使われている部品やガスなどを処理する流れを解説。また、理解度を試すクイズも用意した。実際に車から回収した鉄やアルミニウムなどのサンプルも並べ、資源リサイクルの大切さを訴える。
1日に現地でオープニングセレモニーを開き、JARCの永井辰幸専務理事、橋口剛エコタウンセンター長、北九州ELV協同組合の尼岡良夫代表理事、日本自動車リサイクル機構の森田光弘九州ブロック長、西日本オートリサイクルの植田英男社長ら関係者が出席。永井専務理事が「若年層から自動車ユーザーまで多くの人に、車が資源の塊であることを学んでもらいたい」とあいさつし、テープカットで開設を祝った。
JARCは全国各地のイベントに出展するなど、自動車リサイクルの啓発に取り組んでいる。今回の常設展示の開設は東京、大阪に続いたもの。同センターは、廃棄物リサイクルやその実証研究などを行う「北九州エコタウン」の事業を生きた教材として環境保護を学ぶことができる。
カテゴリー | 会議・審議会・委員会 |
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対象者 | 一般,自動車業界 |
日刊自動車新聞11月14日掲載