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2024年9月19日

日野 小型EVトラック「デュトロ Z EV」一部改良

日野自動車株式会社(本社:東京都日野市、社長:小木曽聡)は、小型BEVトラック「日野デュトロ Z EV」を一部改良し、発売しました。

超低床・前輪駆動小型BEVトラック「日野デュトロ Z EV」は、2022年6月の販売開始から主に「物流のラストワンマイル」の現場を支え、ドライバーの疲労負担軽減やカーボンニュートラルに貢献してきました。今回の改良では、従来モデルをご使用いただいたお客様ならではの声をスピーディーに反映し、物流現場での使い勝手をさらに高めています。改良点は次の通りです。

■改良点

1.標準設定
・荷台後扉へのスマートエントリーシステム導入(ウォークスルーバンのみ)
ポケットなどに携帯していれば、キーを取り出さずにドアの施錠・解錠ができるスマートエントリーシステムをウォークスルーバンの荷台後扉にも導入、荷台開閉時の手間を削減。スマートエントリー.png

・ルームミラーモニター表示設定変更
イグニッション(モーターを始動する装置、以下I/G) OFF時のルームミラーモニター表示状態の記憶が可能に。従来のモニター表示は、I/Gを再起動すると常に非表示となる仕様だったが、今回の改良によって、I/G OFF時にモニターを表示していた場合は再起動時もモニターが表示され、モニター表示のスイッチ操作が不要となる。インナーミラー表示設定.png

・スイッチレイアウト変更
使用頻度に合わせたスイッチ位置に変更することで、ドライバーの使い勝手をサポート。写真はウォークスルーバンのもので、使用頻度の高い「庫内灯」スイッチを運転席から自然に手の届く位置に変更している。(アルミバンの庫内灯スイッチは庫内にのみ設定)スイッチレイアウト.png

・ラジオアンテナ長の短縮
アンテナの長さを短縮することで、高さのない駐車場への進入時などアンテナを横に倒す際にも、車両からのはみだし幅を抑えることができ、他車両や障害物への干渉を改善する。

・法規対応
側面衝突時の乗員保護や感電防止の対策などを実施

2.オプション設定
・車両後方部への普通充電口移設(ウォークスルーバンのみ)
車両前面にある普通充電口は、車両右側リヤタイヤ後部に移設可能(急速充電口はいずれの場合も車両前面)。お客様の使用環境に合わせて車両後方からの充電ニーズにも対応。

普通充電口.jpg

■車両イメージ

 

ウォークスルーバン

 

<日野デュトロ Z EV スペック>(こちらをクリックしてください)
  ウォークスルーバン アルミバン(サイド扉付)
車両型式 ZAB-XED100V-AAAAA ZAB-XED100-ABAAA3
全長×全幅×全高 4,695×1,695×2,290 [mm] 4,690×1,925×2,480 [mm]
床面地上高 400(積車)/450(空車)[mm] 420(積車)/470(空車)[mm]
最大積載量 1,000 [kg] 1,050 [kg]
車両総重量 3,460 [kg] 3,470 [kg]
乗員 2人
モーター 種類 交流同期電動機
最高出力 50 [kW]
バッテリー※1 リチウムイオンバッテリー
充電方法 普通充電
急速充電(CHAdeMO方式)
WLTCモード一充電走行距離
(国土交通省審査値)※2
150 [km]
主な安全装置 PCS※3(プリクラッシュセーフティシステム)

誤発進抑制機能
クリアランスソナー
車線逸脱警報
電動パーキングブレーキ
バックカメラ&電子インナーミラー

※1:総電力量は40kWh。総電力量は、車両に搭載した電池のエネルギー量を表しています。国連危険物輸送勧告の定義に基づき算出した値であり、電圧(V)と容量(Ah)、セル数によって求められます。
※2:WLTCモードは、市街地、郊外、高速道路の各走行モードを平均的な使用時間配分で構成した国際的な走行モードです。お客さまの使用環境(気象、渋滞等)や運転方法(急発進、エアコン使用等)に応じて大きく異なります。
※3:PCSはトヨタ自動車(株)の商標です。

カテゴリー 白書・意見書・刊行物
主催者

日野自動車

対象者 一般,自動車業界
リンクサイト

日野自動車、小型BEVトラック「日野デュトロ Z EV」を一部改良して新発売 | ニュース・お知らせ | 日野自動車株式会社 (hino.co.jp)