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2024年7月29日

「パリ2024オリンピック」開幕 自動車業界の精鋭も出場

仏パリで26日に開会式が開かれた「パリ2024オリンピック」では自動車メーカーをはじめ各社所属アスリートたちの活躍が期待される。またトヨタ自動車は「ワールドワイド・モビリティ・パートナー」として車両を提供し、選手や関係者らの移動を支える。日の丸を背負った各選手たちによる熱戦が繰り広げられそうだ。

大会パートナーを務めるトヨタ自動車は大小さまざまなモビリティで関係者らの移動を支える。主に短距離の移動を想定した「アクセシブルピープルムーバー(APM)」を約250台用意し、障害のあるパラアスリートを含めた関係者の移動のほか、物資輸送にも活用される。電動車は燃料電池車(FCV)「ミライ」500台のほか、電気自動車(EV)や小型電動モビリティを提供し、東京2020大会と比較して車両の二酸化炭素(CO2)排出量の50%削減を目指す。また燃料電池(FC)を搭載したボートやバスなども展示し、脱炭素に向けた水素活用の取り組みを訴求する。

競技でも自動車業界各社所属のアスリートたちが躍動している。開会式に先立って24日から開かれている7人制ラグビーでは谷中樹平選手(トヨタ)、福士萌起選手(日野自動車)らが出場している。開幕から連敗を喫しており、巻き返しが期待される。陸上競技では男子マラソンに小山直城選手(ホンダ)、男子3千㍍障害に三浦龍司選手(スバル)、男子1万㍍の太田智樹選手(トヨタ)、女子やり投げの斉藤真理菜選手(スズキ)らが出場する。

8月28日に開会式を控えるパリパラリンピックには自動車メーカー所属の6選手が出場予定だ。東京2020大会のバドミントン男子シングルスで金メダルを獲得した梶原大暉選手(ダイハツ工業)らがメダル獲得を狙う。

カテゴリー 展示会・講演会
対象者 自動車業界

日刊自動車新聞7月27日掲載