2024年7月19日
日本自動車タイヤ協会 新車用タイヤ需要、国内見通し下方修正
日本自動車タイヤ協会(JATMA、山本悟会長)は16日、2024年の新車用タイヤの国内需要見通しを前年比6.5%減の3725万1千本に修正すると発表した。23年12月に発表した当初の見通しから8㌽下方修正した。国内新車メーカーでの不正問題の発覚による出荷停止により上期(1~6月)実績に影響が出ており、下期(7~12月)にかけても長引くと判断したとしている。
新車用タイヤのうち、乗用車用は当初見通しから8㌽減となる3136万1千本(前年比6.7%減)に修正した。上期実績が前年同期比で約9割にとどまったほか、下期でも前年実績を下回る見通し。小型トラック用は修正前から10㌽減の460万3千本、トラック・バス用は同1㌽減の128万7千本とした。
一方、市販用タイヤは修正前から微減となる6402万4千本(前年比0・4%減)。23年下期実績が低調だったことや、今後「物価高による買い控えの影響が薄くなる」(JATMA)ために、下期にかけては前年を上回ると想定。修正前からの減少幅は1㌽以下に収まる見通しだ。
カテゴリー | 白書・意見書・刊行物 |
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対象者 | 自動車業界 |
日刊自動車新聞7月18日掲載