乗用車メーカー８社　５月の国内生産４％増、５カ月ぶりプラス

乗用車メーカー８社が６月２７日発表した５月の国内生産台数は、前年同月比４．４％増の６１万６６７８台と５カ月ぶりに増加した。８社中５社が前年同月を上回ったほか、認証不正で生産が落ち込んでいたダイハツ工業のマイナス幅が縮小した。一方、世界生産は同１．５％減の２０４万５５２２台と２カ月ぶりに減少した。中国での販売競争激化により、海外生産が２カ月ぶりのマイナスとなった。

世界販売台数は同０．３％減の２００万９２３０台と、４カ月連続で減少した。国内販売が５カ月連続のマイナスになったことに加え、中国での販売減により、海外販売が同０．４％の増加にとどまった。中国では、電気自動車など「新エネルギー車（ＮＥＶ）」の市場が拡大しており、日本メーカー各社では厳しい販売状況が続いている。