デンソー九州（内村洋一郎社長、北九州市八幡西区）は、本社・北九州工場の西門外側に、一般の人が利用できるＥＶ充電ステーションを新設した。２０２２年１０月に、北九州市と締結した「脱炭素社会実現に向けた連携協定」に基づく活動の一環。

充電ステーションには、充電コネクター２口を備えたタイプの急速充電器を導入した。電力には同社が導入している再生エネルギーが供給されるほか、カーポートに付設している太陽光発電設備からの再エネも活用されるという。

ステーションは、ＥＶ充電器を設置することが難しい近隣の集合住宅の人や、取引先企業の関係者などが来社した際に利用できる。年末年始やゴールデンウイーク、夏季休暇などを除いて、年中無休・２４時間の利用が可能となっている。

充電ステーションの開所式には内村社長のほか、北九州市環境局の兼尾明利局長らが出席し、テープカットや充電のデモンストレーションを行った。同社は「電動自動車の普及による再生エネルギー活用を促進し、脱炭素社会の実現に向けて取り組んでいく」としている。

日刊自動車新聞5月30日掲載