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2023年10月19日

4~9月の国内電動車販売 半期ベースで初の5割超え

2023年度上期(4~9月)の国内電動乗用車販売(登録車と軽自動車の合計)は93万514台(前年同期比29・2%増)となり、電動車比率が50・1%と半期ベースで初めて5割を超えた。主にハイブリッド車(HV)が販売増をけん引した。電気自動車(EV)比率は、2・3%(同0・3㌽増)だった。

電動車販売の伸び率は、乗用車全体の伸び率(同18・3%増)を上回った。パワートレイン別でトップのHVが同28・5%増、プラグインハイブリッド車(PHV)が同39・8%増となった。販売車種が限られる燃料電池車(FCV)は同35・8%減だった。

期中のEV販売は4万1843台(同37・7%増)だった。首位の日産自動車「サクラ」は1万7773台(同37・3%増)。軽EV人気が続くが、シェアとしては2%程度にとどまる。

9月単月の電動車販売は、18万5657台(前年同月比22・7%増)となり、13カ月連続で前年同月を上回った。電動車比率は51・1%(同4・5㌽増)と、2カ月ぶりに5割を上回った。EV比率は2・5%(同0・2㌽減)だった。登録車のEVは増えたが、サクラをはじめ軽EVは新型車効果が一服したこともあり、3カ月連続のマイナスだった。

燃料高もあり、電動車需要は下期も堅調に推移しそうだ。日本自動車販売協会連合会(金子直幹会長)と全国軽自動車協会連合会(赤間俊一会長)の公表データを基にまとめた。

カテゴリー 白書・意見書・刊行物
対象者 一般,自動車業界

日刊自動車新聞10月18日掲載