2017年12月12日
自動運転車の路上走行実験を実施 台湾の財団法人
自動車技術のテストなどを行う台湾の財団法人、車両研究測試中心(以下:車両中心)は、彰化県鹿港鎮の彰浜工業区で自社開発の自動運転車路上走行実験を行った。前方障害物認知など各種システムに大きな問題がなく走行を終えたことを受けて、2018年から車両中心の敷地内で自動運転車を実際に運用する方針を示したと自由時報が伝えた。
車両中心の自動運転車は、決められたルート内の地点間を結ぶシャトル運行を実施。歩行者が道路を横断する、または前方に歩行者や自転車、自動二輪車がいた場合、映像システムで障害物として認知し、自動で緊急停車ができるかなどの各種機能を試した。運転手が乗車して自動運転機能を作動させれば、ハンドルを放したまま正確に動くことも確認された。
車両中心は、約10年前から先進運転支援システム(ADAS)の研究開発に着手。今回走行実験を行った自動運転車には、映像識別や障害物検知のほか、幅寄せや車間距離維持走行、車道変更など10種のADAS技術が搭載された。一連の技術を台湾企業16社に技術移転している。(台湾=NNA)
日刊自動車新聞12月12日掲載
開催日 | 2017年12月12日 |
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カテゴリー | キャンペーン・表彰・記念日 |
主催者 | 台湾、車両研究測試中心(車両中心) |
開催地 | 台湾 |
対象者 | 自動車業界 |
リンクサイト | NNA ASIAアジア経済ニュース https://www.nna.jp/news/show/1698874 車両研究測試中心(車両中心、ARTC) |