2022年2月17日
ネッツトヨタ札幌 女性プロジェクト、多彩な活動でファンづくり
ネッツトヨタ札幌(山下光一社長)は、女性プロジェクト「CarA(カーラ)」の女性の視点で多彩な活動を展開し、自社のファンづくりに貢献している。新型コロナウイルス禍の中、プロの似顔絵師が顧客とオンラインで結ぶ「似顔絵イベント」などSNS活用の催しを主要店舗で実施し、広く好評を得ている。
女性プロジェクトは2012年に「女性目線での「店づくり」を目的に始まり、翌年にCarAと改称。イタリア語で「親愛なる」を意味する。アロマやキャンドルの体験型講座、毎週木曜日のレディースDAYにスイーツのおもてなしや女性限定特別価格のメンテナンスなどを企画。女性客がくつろぐレディースコーナーの装飾にも気を配り、ひとりで来店する女性が増えた。
CarAの発足から参画する佐々木麻莉車両企画課主任は「とにかくお客さまに喜んで頂くことだけ考え、これまで実践してきた。企画のアイデアや段取りなど色々と大変ですが、参加したお客さまの満足そうな感想を聞いて、達成感でいっぱいになる」と話す。
昨年からCarAの活動は全女性社員約60人が参画する体制に拡大。2019年から石田みゆき営業企画部保険通信課課長がプロジェクトリーダーを務める。似顔絵師を〝路上〟でスカウトし、似顔絵プロジェクトを主導。「札幌のチカホを歩いている時にひらめいた。日常からヒントを得ることが少なくない」という。
昨年実施した「似顔絵イベント」は本社中央店の会議室に集まった似顔絵師がオンラインで店舗の顧客と対面して似顔絵を製作。子どもから大人まで希望者が相次ぎ、主要各店舗で実施した。コロナ禍の中でファミリー客との絆づくりにを強化している様子。
同社のホームページのトピックスに「新車を見たい(オンライン見積もり)」「中古車を見たい(試乗予約・展示車情報)と並んで「女性におすすめ(特典のご紹介)の項目がある。1、2月のレディースDAYのスイーツは「さっぽろスイーツ焼き菓子部門」でグランプリ受賞したことのある話題作。女性ならずとも食べてみたい一品のようだ。
カテゴリー | 白書・意見書・刊行物 |
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対象者 | 一般,自動車業界 |
日刊自動車新聞2月2日掲載