2021年7月08日
九州マツダが創立70周年事業 地域の整備士教育に貢献
九州マツダ(土井耕輔社長)は、今年10月に前身となる福岡マツダの創立から70周年の節目を迎えることを記念し、さまざまな周年事業を推進している。なかでも将来に向けた整備部門の基盤づくりに傾注しているのが特徴だ。
同社は、営業職を中心に行ってきたマネジメント研修を整備職にも展開するため、社内の経営戦略企画部が全6回コースの研修プログラムを開発。第一弾として中堅整備職を対象とした実践型マネジメント研修をスタートした。
研修を通して、整備の現場の生産性改善活動を強化するとともに、営業と整備部門が一体となった総合営業の店舗体制づくりに結びつける。
地域への貢献活動の一環としてエリア内の自動車整備学校との絆を深める活動も強化していく。これまでに、希望が丘高校自動車専攻科(北九州市)、大分高校自動車工学専攻科(大分市)、大分高等技術専門校(同)それぞれに、実習車両を寄贈した。贈呈式後には、同社スタッフが実車を使った点検整備のデモンストレーションを行った。
こうした取り組みのほか、周年事業として整備士養成サポート奨学金制度の拡充や、板金塗装(BP)設備機器の更新、旧車レストア事業の企画など、サービス基盤への重点投資を予定している。
土井社長は「これからも地域の整備士教育環境に少しでも貢献していきたい。自社では、車の自動化・電動化を支える基盤となる自動車整備の人材育成に加え、生産性改善に腰を据えて取り組んでいく」と意欲を示す。
カテゴリー | キャンペーン・表彰・記念日 |
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対象者 | 大学・専門学校,自動車業界 |
日刊自動車新聞6月30日掲載