石油連盟は19日、2050年のカーボンニュートラルに向けた長期ビジョンを発表した。30年までに二酸化炭素(CO2)フリー水素やeフューエル、カーボンリサイクルなどの技術を確立し、30年以降に社会実装を始める方針だ。
内燃機関の燃費向上に関する燃料開発や次世代バイオ燃料の導入にも取り組むほか、水素ステーションや充電スタンドのインフラ整備も加速する。
同日開いた定例会見で石連の杉森務会長は「(石油業界にとって)カーボンニュートラルはかなり大きなハードル。技術的にもコスト的にも。石油業界と自動車業界、バランスよく対応を進めていきたい」と述べた。