2021年2月5日
「あいちゼロカーボン推進協議会」設立へ 発起人会を開催
愛知県と名古屋大学、愛知工業大学、中部産業連盟は、脱炭素社会の実現を目指す「あいちゼロカーボン推進協議会」の設立に向けた発起人会を愛知県公館で開催した。
政府目標である2050年の温室効果ガス排出の実質ゼロ(ゼロカーボン)を目指し、産官学連携で地域の発展に向けた取り組みを推進する。
設立は4月を予定しており、企業や自治体、大学研究機関、団体などへの呼びかけを進める。会員は愛知県内に限定せず、200~300社の参加を目指す。
同会は新たなゼロカーボン社会像を人々に示し、その 実現に向けて政策を提言することを目的としている。具体的には先端技術の研究開発を支援し社会実装を進めるほか、企業活動における生産、流通、消費、廃棄といった製品のライフスタイル全体のゼロカーボン化、ゼロカーボンのまちづくりの推進などを想定している。
従来進められて きた省エネルギーや再生可能エネルギーの導入などといった取り組みの延長線にとどまらず、技術開発を進めて社会に導入することを目指す。
発起人会には、大村秀章知事と名古屋大の松尾清一学長、愛知工業大の後藤泰之学長、中部産業連盟の伊奈功一会長が参加した。大村知事は「産業の集積地である愛知県だからこそ、日本のフロントランナーとしてゼロカーボン化に積極的に取り組んでいきたい」と話した。
カテゴリー | 白書・意見書・刊行物 |
---|---|
対象者 | 自動車業界 |
日刊自動車新聞2月2日掲載