2021年1月14日
20年の輸入車モデル別新規登録 首位「ミニ」、唯一2万台超え
日本自動車輸入組合(JAIA、ティル・シェア理事長)が8日発表した2020年の外国メーカー車モデル別新規登録台数は、BMWミニの「ミニ」が5年連続で首位を堅持した。
コロナ禍の影響などで前年実績を下回ったが、クロスオーバータイプなど豊富なラインアップを生かし、唯一の2万台超えだった。
2位はメルセデス・ベンツ「Aクラス」で19年の4位から順位を上げた。フォルクスワーゲン(VW)「ゴルフ」は3位に後退した。メルセデス・ベンツ「Cクラス」が上位3車種から消えたことで、7年ぶりにトップ3の顔ぶれが変わった。
上位20モデル中14モデルが前年実績を下回った。上位3モデルのうちミニとゴルフの減少幅が2桁となった。1万台を超えたモデルは、上位3モデルのみ。
コロナ禍で生産や出荷が停滞し、多くのモデルで販売台数は落ち込んだ。前年実績を上回ったモデルは、メルセデス・ベンツ「CLA」など6モデルだった。
ブランド別販売台数において暦年で過去最高を記録したジープは、トップ20に「ラングラー」と「レネゲード」が入り、いずれのモデルも前年実績を上回った。ジープブランドの好調さが示された。
11~20位では、メルセデス・ベンツ「GLC」やアウディ「Q2」などSUVがランクインし、根強い人気が続いている。
カテゴリー | 白書・意見書・刊行物 |
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対象者 | 一般,自動車業界 |
日刊自動車新聞1月9日掲載