2020年12月15日
国交省 電子車検証の仕様を決定、23年から導入目指す
国土交通省は8日、「電子化された自動車検査証(電子車検証)」の仕様を決定したと発表した。A6サイズ程度の台紙にICタグを貼り付ける方式とする。現在の登録車の車検証はA4サイズであり、電子車検証の大きさはほぼ半減することになる。
電子車検証の導入で、継続検査のワンストップサービス(OSS)申請時などに紙の車検証を受け取る必要がなくなる。国交省では2023年1月の導入を目指しており、今後、具体的な制度整備や関係システムの構築などに取り組んでいく方針だ。
今回決定した電子車検証の仕様は、ユーザー負担を抑制する観点で可能な限り低コストで導入できる方法を念頭に選定された。台紙およびICタグの具体的な仕様については引き続き検討を進めるとしている。
国交省では車検証の電子化に向け、18年9月に「自動車検査証の電子化に関する検討会」を立ち上げ、これまでに11回の議論を重ね、今年6月に報告書を公表していた。
カテゴリー | 白書・意見書・刊行物 |
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対象者 | 自動車業界 |
日刊自動車新聞12月9日掲載