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2020年10月29日

福島県自動車整備振興会 会津教育センター移転新築

福島県自動車整備振興会(佐藤良也会長)は、2種養成施設「会津教育センター」を会津美里町に移転し、新たに開所した。最新の整備機器や教育環境を整えて、教育体制を充実させた。

特定整備対応や今後のOBD検査導入など、整備技術の高度化に対応する施設として、会津地区の会員事業場の支援に結びつける。

会津教育センターは、これまで会津若松市に立地していたが、周辺環境などを考慮して会津美里町の高田工業団地内に移設することにした。

移転新築した会津教育センターは、建築面積399・64平方㍍、延べ床面積758・48平方㍍の2階建て。豪雪地域に立地するので融雪対策を施したほか、1階と2階ともに換気機能を徹底する設計を取り入れた。

1階は実習場で、車検ラインや2柱式リフト、各種検査機器など最新設備を設置した。床材は、立ったままの実技講習に配慮して、クッション性の高い床材を採用したほか、冷暖房を完備するなど受講生に配慮している。

2階は座学対応の教室で、最大約120人が収容可能とするとともに、パーテーションで教室を3つに区切ることができる。教室と実習場にはプロジェクターの大型スクリーンを設置することで資料を分かりやすく閲覧できるような環境を整え、受講生に充実した教育環境を提供する。

新会津教育センターの最初の研修は、特定整備認証に対応するための「電子制御装置整備の整備主任者資格取得講習」の実技講習を開催した。会津地区の会員事業場の整備士が受講し、特定整備に関する認識を深めた。

リニューアルした会津教育センターの本格稼働を機に、教育体制をさらに充実する考えだ。

カテゴリー 白書・意見書・刊行物
対象者 自動車業界

日刊自動車新聞10月23日掲載