2020年10月13日
トヨタと日野 北米向け大型FCトラック共同開発
トヨタ自動車と日野自動車は6日、北米市場向けに燃料電池(FC)で走行する大型トラックを共同開発すると発表した。2021年前半に試作車両を開発し、早期の量産化を目指す。
両社は3月に日本市場向けにFC技術を使用した大型トラックを共同開発すると発表しているが、北米向けにも車両を開発し、二酸化炭素(CO2)排出量の削減につなげる。
日野が北米で展開する「XLシリーズ」にトヨタの燃料電池技術を組み合わせた車両を開発する。北米向けのスペックは非公表だが、日本向けのモデルでは次期「ミライ」のFCスタック2基などを使用し、約600㌔㍍の航続距離を目指す考え。
トヨタは米国市場で現地の大型車メーカーと連携してすでにFCトラックを走らせており、FCの普及拡大に向けたパートナーとの協業を加速する。
カテゴリー | 白書・意見書・刊行物 |
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対象者 | 自動車業界 |
日刊自動車新聞10月7日掲載