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2020年9月7日

日本自動車教育振興財団 高校教員向け研修会

日本自動車教育振興財団(JAEF、内山田竹志理事長)は、日本自動車会館(東京都港区)で自転車の安全な利用や健康法をテーマとした「JAEF研修会」を開催した。高等学校の教員ら17人が参加。自転車保険の仕組みや自転車による健康づくりの重要性などを解説し、充実した生徒指導に向けて知見を広めてもらった。

研修会は2部構成の講演会で、第1部は「自転車の安全利用のために」。全日本交通安全協会参与の長嶋良氏が講師を務めた。

長嶋氏は、まず自転車がコロナ禍においてパーソナルな移動手段としてますます注目される一方、使い方を誤ると大きな責任を負うこととなることを示した。そして事故を起こした際の対応など、一人ひとりが自転車のルールを学び責任を理解し、安全利用に努めることが大切であることを説明した。

合わせて加入を義務化する自治体が増えた自転車保険の内容、自転車と自動車の接触事故における過失割合の基本的な考え方について、高額賠償事例を含め分かり易く解説した。

第2部では「カラダ、ココロ、まち(地球)に効く自転車」と題してサイクルライフナビゲーターの絹代氏が講演。各自治体による「自転車活用推進計画」の事例紹介や、自転車先進国である欧州各国の好取組事例、今後日本が目指すべき方向性について解説した。

また「実際にどのように健康や精神面に好影響を及ぼすか」「自転車に何ができるか」についても紹介した。参加者から「サイクリングにおける日本と世界の事情が大きく異なることが分かった」、「今回の講演内容は生徒に伝えやすい」などの反響が寄せられた。

カテゴリー 白書・意見書・刊行物
対象者 中高生,自動車業界

日刊自動車新聞9月3日掲載