2020年6月16日
国交省、地域交通グリーン化7事業を支援 電気バスなど普及狙い
国土交通省は12日、「地域交通グリーン化事業」の補助対象として7事業の支援を決定したと発表した。同事業は環境負荷の軽減につながる電気自動車(EV)や燃料電池車(FCV)など次世代エコカーを用いた交通サービスの普及を図るもの。
今回は電気バス計8台と急速充電設備8基、燃料電池タクシー計2台分の導入費用の3分の1を国が負担する。幅広い地方での公共交通機関において次世代車の利用を促進していくことで、他の地域や事業者での導入拡大に弾みをつける狙い。
今回、補助対象となった平和交通(千葉市稲毛区)では電気バス3台と充電設備3基を導入する。自社で運行している千葉市内の路線バスに活用する計画だ。また、トヨタレンタリース新潟(新潟市江南区)はFCVを2台取り入れ、新潟市内を運行するタクシーとして使用する計画だ。
政府は2030年度に運輸部門におけるエネルギー起源の二酸化炭素排出量を13年度比約28%削減することを目指している。今後も事業を継続していくことで、公共交通の低炭素化の加速につなげる。
カテゴリー | 白書・意見書・刊行物 |
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対象者 | 自動車業界 |
日刊自動車新聞6月13日掲載