2020年6月12日
東ト協 9月開催予定のトラックフェスタ中止
東京都トラック協会(浅井隆会長)は、東京都トラック総合会館(東京都新宿区)で開催した「2020年度第1回理事会」で、9月に駒沢オリンピック公園中央広場(同世田谷区)で開催を予定していた「トラックフェスタ・トーキョー2020」の中止を決めた。
同協会のフェスタ実行委員会は、新型コロナウイルス感染拡大による緊急事態宣言は解除されたものの、新型コロナウイルス感染症対策の基本対処方針改定などによって、参加者や来場者の健康と安全を最優先に考え協議を重ねた結果「誠に遺憾」としながらも、同フェスタ開催を断念した。
また会場では、新型コロナウイルスによる緊急事態宣言の解除が発表されたばかりとあって、座席間の距離を開けての着席や、受付でビニールシートを設置し極力接触を避け換気を徹底したほか、報道関係者を1社1人までとするなどの感染症対策を講じながら理事会を実施した。
その中で、6月15日に都内で開催を予定している「令和2年度通常総会」に向け、令和元年度事業報告(案)や収支決算(案)などの報告、新規入会者の報告など主に8項目の議題を審議した。
事業報告では「交通安全対策」として女性ドライバー運転免許取得助成事業、「広報対策」としてトラックの日児童絵画作品コンテストや支部活動活性化対策事業など、昨年度新たに実施した事業をはじめ、1年間の実績を報告した。
一方、新年度の通常総会に向け「新型コロナウイルス感染症対策下における会員サポートの充実・強化」や「働き方改革による労働環境の改善と労働力確保」など、合計10項目にわたる「令和2年度通常総会スローガン(案)」も発表した。
会の冒頭、浅井会長は「新型コロナ禍で当初は、仕事がなくなる、事業継続が難しいなどの声も出ており不安が広がっていた。運送業界は、4月に入り前年比でマイナス10~20%で仕事が減っているのでは」などと見解を述べた。
カテゴリー | 白書・意見書・刊行物 |
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対象者 | 自動車業界 |
日刊自動車新聞6月8日掲載