2020年3月6日
新型コロナで東北の自動車団体・企業 会合・イベント中止相次ぐ
東北地方でも、新型コロナウイルス感染症の影響が及んでいる。2月26日に安倍晋三首相が「大規模イベントの開催中止か延期、規模縮小の要請の考え」を表明したことを受けて、日本自動車連盟(JAF)やディーラーなどが、会合やイベントの中止を相次いで決めた。終息が見えない状況下で、影響の拡大が懸念される。
26日の政府による大規模イベントに関する要請を表明する前の19日、日本自動車販売協会連合会(自販連)宮城県支部は、新型コロナウイルスによる感染症の影響を考慮して「第12回東北モーターショーin仙台2020」の開催中止を発表した。
JAFでは、会員の新規入会に貢献したディーラーの代表者や営業スタッフを表彰する「感謝の会」について、2月から3月にかけて開催される予定だった青森支部、岩手支部、宮城支部、山形支部の開催中止を決めた。またJAF東北本部は、3月開催予定のロードサービス指定工場表彰式の開催を取り止めた。
山形トヨタは、展示会会場の山形ビッグウイングのイベントを中止し、各店舗での開催に切り替えた。トヨタカローラ山形と日本自動車販売協会連合会(自販連)山形県支部は、山形ビッグウイングでのイベント開催中止を判断した。山形県飯豊町は「いいでEVまるごとフェス」の開催を中止した。
宮城県中古自動車販売商工組合(JU宮城)は、仙台支部による春の中古車ジャンボフェアの開催を見送った。東北運輸局は、自動車事故防止セミナーの開催中止と東北自動運転実用化推進連絡会議の開催延期を決めている。
カテゴリー | 白書・意見書・刊行物 |
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対象者 | 一般,自動車業界 |
日刊自動車新聞3月3日掲載