2019年12月16日
IEAのレポートから、世界のエネルギーの“これから”を読みとく 資源エネルギー庁
エネルギーや地球温暖化問題のニュースを見ていると、「国際エネルギー機関(IEA)」という組織の名前を耳にすることが多くあるでしょう。つい最近も、「パリ協定」(「今さら聞けない「パリ協定」 ~何が決まったのか?私たちは何をすべきか?~」参照)の目標を遵守するため取り組むべき対策について提言を発表したことが、世界中で報じられています。今回はそんなIEAが毎年発表する「World Energy Outlook」とはどのようなものかについてご説明しましょう。
石油を中心にさまざまなエネルギーの国際協力を進めるIEA
IEAは、1974年、当時の西側先進国を中心にして、経済協力開発機構(OECD)の枠内に設立された国際組織です。設立のきっかけは、1970年代に2度にわたり、世界中で混乱を引き起こしたオイルショック(「【日本のエネルギー、150年の歴史④】2度のオイルショックを経て、エネルギー政策の見直しが進む」参照)。この時の学びを活かし、石油を輸入している「石油消費国」が互いに協力することで、石油の安定供給を図るための取り組みを始めたのです。
現在では、石油に限らず、液化天然ガス(LNG)、再生可能エネルギーを含むさまざまなエネルギーに関するグローバルな協力を推進しています。加盟には、①OECD加盟国であり、②純輸入量の90日分の石油備蓄をおこなっていることが条件となっています。2019年12月現在の加盟国は、オブザーバーである欧州委員会を含め30カ国です。
※詳細はエネ庁ホームページのスペシャルコンテンツをご覧ください。
資源エネルギー庁HP 12月13日
開催日 | 2019年12月13日 |
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カテゴリー | 白書・意見書・刊行物 |
主催者 | 資源エネルギー庁 |
対象者 | 一般,自動車業界 |
リンクサイト | エネ庁スペシャルコンテンツ https://www.enecho.meti.go.jp/about/special/johoteikyo/world_energy_outlook2019.html |