2019年12月14日
大阪モーターショー閉幕 クルマファン拡大に手応え
クルマの未来を示すコンセプトカーは子どもの注目の的だった
第11回大阪モーターショー(OMS、主催=大阪モーターショー実行委員会、日刊自動車新聞社などで構成)が9日、閉幕した。「Restart!~新たなステージへ~」をテーマに掲げた今回展では、期間中(6~9日)、新機軸の取り組みを多数実施し、より幅広い世代・層にクルマの魅力を発信した。新たなクルマファン拡大への手応えをつかみ、来場者数は24万8119人だった。
「息子は車の組み立て体験コーナーを気に入っていた。この後はネイルコーナーに行くつもりです」―。家族3人で来場した男性はそう語った。今回展は、ファミリーや女性向け企画が充実していた。7日には初の「レディースデー」を展開し、ファッションショーなどを催した。
若年層にクルマの魅力を一層普及するために、高校生以下の入場料金無料にも初めて踏み切った。課外授業の一環としてOMS見学を行った学校もあったようで、和歌山県から訪れた高校生は「(車に関する)様々な技術を学べるので勉強になる」と嬉しそうだった。
国内外27ブランド(二輪車を含む)の車両展示も人気を博した。輸入車展示の多彩さはOMS独自の魅力になっているようだ。ある男性客は「東京モーターショーでは出展のなかった輸入車を見られるのが楽しみです」と答えた。
初採用のスペシャルサポーターを務めたプロレスラーの蝶野正洋氏は開催前からPR活動に注力した。期間中も各種企画に参加し、OMSを盛り上げた。トークショーでは「蝶野選手を見るために来ました」という来場客がいたように、クルマファン以外の誘引にも貢献した。
今回展は多様な新機軸の取り組みが相乗効果を発揮した。幅広い世代が楽しめる企画が多く、一日滞在する家族連れの姿も目立った。「リスタート」のテーマに即した、子どもも女性もクルマファンも、誰もが楽しめる新生OMSとなった。
日刊自動車新聞12月11日掲載
開催日 | 2019年12月6日 |
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開催終了日 | 2019年12月9日 |
カテゴリー | 白書・意見書・刊行物 |
主催者 | 大阪モーターショー実行委員会 |
対象者 | キッズ・小学生,中高生,大学・専門学校,一般,自動車業界 |
リンクサイト | 大阪モーターショー http://www.osaka-motorshow.com/ |