2019年11月2日
国交省、自動車安全テーマにシンポ開催
国土交通省は29日、東京モーターショーを開催中の東京ビッグサイト(東京都江東区)で「第20回自動車安全シンポジウム」を開催した=写真。
予防安全技術に関する自動車メーカーの開発動向や、衝突被害軽減ブレーキといった国際基準の動向、自動車アセスメントでの評価を通じた性能向上を紹介した。
基調講演では日本自動車工業会で安全・環境技術委員会安全部会長を務める高橋信彦氏が講演し、国が普及を進めている「サポカー」の普及状況を紹介。新車に占める衝突被害軽減ブレーキの装着率が2018年に前年比6・8㌽増の84・6%に、ペダル踏み間違い時加速抑制装置装着率は同11・9㌽増の77・1%になったという。今後は各社が取り組んでいる自動運転技術をもとに「複雑な環境下でのセンシング技術などができることで、より安全できる」と説明した。
また「予防安全技術による安全対策について」をテーマにしたパネルディスカッションでは、高橋部会長のほか国土交通省自動車局・技術政策課・国際業務室長の猪股博之氏らも加わり、高齢者による交通事故やあおり運転など、現状の交通課題について話し合った。
日刊自動車新聞10月30日掲載
開催日 | 2019年10月29日 |
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カテゴリー | 展示会・講演会 |
主催者 | 国土交通省 |
開催地 | 東京ビッグサイト |
対象者 | 一般,自動車業界 |