2019年10月23日
大型貨物車、左折警報装置に国際基準 国交省
国土交通省は15日、大型貨物自動車が左折時に自転車と衝突しそうな場合、運転者に警報する装置の国際基準を導入すると発表した。
道路運送車両法の保安基準を一部改正し、新型車は2022年5月から、継続生産車は24年5月から適用対象として搭載を義務付ける。公布・施行は今年11月15日。
国連の自動車基準調和世界フォーラム(WP29)で「側方衝突警報装置」に関する国際基準が新たに採択され、国内の保安基準にも適用する。同装置は、左側方の自転車を検知し、トラック左折時に衝突の可能性がある場合に警告ランプや音でドライバーに知らせる技術。自動車対自転車の巻き込み事故の削減につながる。
国際基準の対象となるのは車両総重量8㌧以上の貨物自動車。時速30㌔㍍以下で走行中、左側方を走行中の自転車を検知できることや視覚と音により警報することなどを要件とする。
合わせて、スマートフォン(スマホ)を自動車の鍵として利用し、運転することができる機能を認めるよう車両法に基づく告示を改正。今月15日に公布・施行した。現行は、専用の鍵のみ施錠・解錠が認められているが、一定のセキュリティ対策がされていることを前提に、スマホを使って運転できるようにする。
開催日 | 2019年10月15日 |
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カテゴリー | 白書・意見書・刊行物 |
主催者 | 国土交通省 |
対象者 | 自動車業界 |