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2019年9月6日

8月新車販売6.7%増、2ヵ月連続でプラス

登録車と軽自動車を合わせた8月の新車販売台数は、前年同月比6・7%増の38万8600台となり2カ月連続で前年を上回った。

軽が3カ月ぶりに前年実績を上回ると同時に、昨年10月以来となる2桁増の伸び率を示すなど好調が目立った。

登録車も2カ月連続でプラスを維持した。9月も前年と同等の水準を維持すると、2019年度上期(4~9月)として3年連続のプラスが射程距離に入る。

高水準を示した8月実績に関し、全国軽自動車協会連合会(全軽自協、堀井仁会長)では「新型車や特別仕様車など商品面でのテコ入れが効いた」と分析している。10月に迫った消費税増税の駆け込み需要については「一部にあると思うが、前回の増税時に比べると明らかに駆け込みが起こっているとは言えない」(全軽自協)との見方を示した。日本自動車販売協会連合会(自販連、小関眞一会長)も「これからの動きを見ないと判断できない」としており、今回の増税前はこれ以上の盛り上がりを見せるのは難しそうな情勢だ。

自販連が2日発表した新車登録台数は前年同月比4・0%増の24万2718台。車種別では小型乗用車が3・0%減の8万7575台と9カ月連続の前年割れとなった以外は、すべてのカテゴリーで前年を超えた。

全軽自協が発表した新車届出台数は11・5%増の14万5882台で、8月として過去2番目の高い水準を記録。車種別でも乗用車が13・0%増の11万5276台と、22カ月ぶりの2桁増となっている。

日刊自動車新聞9月3日掲載

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