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新着情報 世界各国の日本車の切手コレクションーー第2弾は「絵葉書による日本自動車史」展

2012/02/09 関連情報

世界各国の日本車の切手コレクション                        第2弾は「絵葉書による日本自動車史」 

日本自動車会館「くるまプラザ」で3月まで展示

 「世界各国の日本車切手コレクション」の第2弾として、絵葉書にスポットを当てたコレクションが日本自動車会館1階の「くるまプラザ」で展示されている。展示期間は3月まで。このコレクションは、自動車切手収集歴50年という収集家の牧野克彦さんのご協力の下、牧野さんご自身の解説付きで展示=写真=されており、昨年10~12月に世界の自動車切手を年代別・メーカー別に紹介した企画に続くもの。牧野さんが大切に所有する貴重なコレクションの中から、選び抜かれた70枚ほどの絵葉書を12テーマに分類して日本の自動車史の変遷とともに紹介している。
 
 今回の「絵葉書による日本自動車史」は、シリーズ6期あるうちの2期目の企画。牧野さんの解説によると、「自動車を描いた絵葉書は多かったが、その時々に使われ、残された葉書は極めて少ない」という。牧野さんは25年間に約2,500枚にもおよぶ絵葉書を集めたというが、その中から厳選されたのが今回の展示コレクションだ。
 
 しかも、ただ貴重で珍しい絵葉書を紹介しているのではなく、絵葉書を展示順に追うことによって、日本の自動車の歴史が分かるように工夫されているのである。牧野さんは次のように解説している。
 
 「絵葉書の中の自動車は実写された風景の中に描かれ、その時代の経済・交通事情・世相や民衆の嗜好が分かる。また、写真技術・印刷技術の進歩・紙質の変化・郵便の内外交流が読み取れる。切手 とは異なった歴史考証の種となり興味が尽きない」
 
 クルマ好きの人にも、日本の古い街並みに興味がある人にも、そして当時の日本人の風俗に関心のある人にも、実に興味深い絵葉書ばかりであり、日本の世相を振り返ってみるうえで貴重なコレクションである。

1930年(昭5)銀座6丁目付近のガーフォードシボレーバス:震災直後の円太郎バスはオープン型であったが7年後の震災復興祭ではクローズ型に進化している。

1933年(昭8)銀座交差点三越前:走っている車はフォード・シボレー・ビュイックばかりである。三越・松屋は見えるが服部時計店はまだ完成していない。

◇第2期以降の展示スケジュール
第2期(1~3月):絵葉書による日本自動車史
第3期(4~5月):日本車・進歩の歴史
第4期(6~7月):日本と世界の三輪車
第5期(8~9月):日本のトラック・特装車と四輪駆動車
第6期(10~11月):日本のバス交通とモータースポーツ

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