ごあいさつ

日本自動車会館運営協議会
代表 内山田 竹志
(一般社団法人 日本自動車会議所会長)
わが国の自動車産業は、製造、販売・整備、運輸・交通、関連サービスなど広範な関連産業にかかわるすそ野の広い産業であり、全就業人口の1割、全製造業の製造品出荷額や輸出総額においては2割を占めるなど、日本経済や雇用に大きく貢献する基幹産業です。しかしながら、他の主要産業などにみられるような総合拠点としての「会館」が存在しませんでした。
以来、リーマンショックや東日本大震災、新型コロナ感染症など数々の試練に直面してきましたが、入館14法人から成る「日本自動車会館」は、「よりよいクルマ社会の実現を目指して、自動車に関連する総合情報の受発信ならびに自動車関連団体・企業の連携強化を推進していく」という開設理念の下、地道な活動を続けております。
生産から販売、研究、関連サービス、ユーザー団体など幅広い分野の団体が同じビルに入り「会館」を構成することにより、関係団体・企業の連携がより強化されました。今後はIT・通信・観光などモビリティで繋がる新しい仲間たちとの協創も求められており、さまざまな社会課題の解決や新しい価値の創造に向けて、モビリティ産業の総合拠点としての役割も果たしてまいる所存です。