2022年9月27日
第285回 会員研修会「危機への対処にみる日本の課題」開催
日本自動車会議所は13日、東京都港区の日本自動車会館で「第285回 会員研修会」を開催しました。会場では新型コロナウイルス感染対策を引き続き実施、リモート配信も併用し、全国から約70名に参加いただきました。
今回は「危機への対処にみる日本の課題」をテーマに、講師にはインフラ政策や防災・危機管理に詳しい政策研究大学院大学客員教授で、元国土交通事務次官の徳山日出男氏をお迎えしました。
講演では、気候変動による自然災害の頻発など数多くの危機に直面する日本が抱える課題等について解説いただきました。
徳山氏は東日本大震災発生当時、国交省東北地方整備局長を務めており、その際の初動対応を緊迫した様子の動画を交えながら説明。大災害時の情報収集や指示など最初の1時間、1日間、1週間で取るべき行動が重要と指摘しつつ、100年以上前の自然災害が再び繰り返されている事例も挙げ、「震災を風化させてはならない。教訓の伝承が命を救う」などと訴えました。
加えて、将来想定される首都直下型地震なども取り上げ、「災害列島に生きるという自覚が必要。知識・備えによって災害は克服できる」と強調されていました。
受講者からは「大震災はもとより、さまざまなIncidentが起こるたびに、それを忘れず、また他の人や企業の事例・知恵も自分事化して、準備することの大切さを肝に銘じたいと思う」との意見がありました。
日 時 | 2022年9月13日 15:00~16:30 |
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カテゴリー | 会員研修会 |
場 所 | 日本自動車会館1階(東京都港区芝大門1‐1‐30) |
テーマ | 危機への対処にみる日本の課題 |
主催者 | 日本自動車会議所 |
講 師 | 政策研究大学院大学客員教授 元国土交通事務次官 徳山日出男氏 |
対象者 | 一般,自動車業界 |