2022年5月19日
第282回 会員研修会「人生100年時代のモビリティを考える~自動運転の普及と消費者意識~」開催
日本自動車会議所は17日、東京都港区の日本自動車会館で「第282回 会員研修会」を開催しました。会場では新型コロナウイルス感染対策を引き続き実施、リモート配信も併用し、全国から計約50名に参加いただきました。
今回は「人生100年時代のモビリティを考える~自動運転の普及と消費者意識~」をテーマに、講師には第一生命経済研究所取締役ライフデザイン研究部長兼主席研究員の宮木由貴子氏をお迎えしました。
講演では、国内外で自動運転の可能性が検討される中、日本の課題として関連性が強いのが「高齢化」と説明。ご自身も関わられている政府の消費スタイルや消費者意識の変化に関する調査研究データや事例動画を交えながら、自動運転を取り巻く現状について解説していただきました。
高齢化に伴う地域の移動手段の課題解決には、公共交通として自動運転車両を導入する「代替交通の創出」などを挙げ、運転負荷の軽減やドライバー不足の解消、移動弱者の支援につながると強調されていました。
アンケートでは「自動運転の開発・普及による社会の変化に期待している」との回答が7割近くに達しており、自動運転技術への信頼性を高める努力が必要とも指摘。現行の自動ブレーキなど先進安全技術を搭載したセーフティ・サポートカー(サポカー)の利用についてもお話いただきました。
最後に自動運転の社会実装に向けては「消費者の情報量を増やして認知度・理解度を上げるアクション、消費者の行動を喚起するアクションが必要」として、〝産官学民〟4者が連携していく重要性を訴えられていました。
日 時 | 2022年5月17日 15:00~16:30 |
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カテゴリー | 会員研修会 |
場 所 | 日本自動車会館1階(東京都港区芝大門1‐1‐30) |
テーマ | 人生100年時代のモビリティを考える~自動運転の普及と消費者意識~ |
主催者 | 日本自動車会議所 |
講 師 | 第一生命経済研究所 取締役 ライフデザイン研究部長兼主席研究員 宮木由貴子氏 |
対象者 | 一般,自動車業界 |