2018年8月13日
三重整振、高校生向け体験学習 整備士の職業認知へ
三重県自動車整備振興会(三重整振、竹林武一会長)は7月24日、県内の高校生を対象とした「自動車整備特別体験学習会」を津市の振興会研修場で実施した。
同学習会は高校生に対して、整備士を将来の職業選択の一つとして認知してもらうことを狙いとし、毎年夏休み期間中に行っている。今回で4回目の実施となり、恒例化している。今年は10校11人の生徒が参加した。
当日はガイダンスの後、午前中に発電機用の単気筒エンジンの分解と組立てを行った。4グループに分かれ、指導教官から工具の使い方やエンジンの仕組みなどの説明を受けながら、分解と組み立てに取り組んだ。
昼食をはさみ、午後には午前中に生徒らが組み立てたエンジンが始動するかを試した。エンジンがかかった瞬間には生徒から歓声が聞かれた。
続いて、「スキャンツールを使った整備内容」「定期点検及び診断等の実演」外装部品の脱着、プラグインハイブリッド車(PHV)の紹介の四つのカリキュラムをグループに分かれて受講した。外装部品の脱着ではフロントとリアのバンパーを工具を使い脱着作業を行い、ナンバー灯が点灯しないトラブルに対して、部品交換の作業にも取り組んだ。
三重整振では、「この学習会を通じて、車に触れ、少しでも車に興味を持ってもらい、整備士という職業に関心を高めてもらえれば」(中原拓専務理事)とし、今後も三重自動車整備人材確保・育成連絡会で訪問した高校などへの参加呼びかけを引き続き実施し、参加者の拡大を図る考えだ。
日刊自動車新聞8月10日掲載
開催日 | 2018年7月27日 |
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カテゴリー | キャンペーン・表彰・記念日 |
主催者 | 三重県自動車整備振興会(三重整振) |
開催地 | 三重県自動車整備振興会研修場(津市) |
対象者 | 中高生,自動車業界 |