会員向けクルマ
biz

INFORMATIONクルマの情報館

自動車産業インフォメーション

2018年5月11日

静岡トヨペット、子育て女性社員対象 時短勤務を柔軟に選択

静岡トヨペット(平光敬和社長)は、子供を持つ女性社員を対象とした時短勤務制度を大幅に見直した。

4月から対象となる子供の年齢をこれまでの3歳から小学校6年生まで引き上げるとともに、勤務時間を柔軟に選択できるようにした。これにより出産休暇、育児休暇(育休)を経て職場に戻ってきた女性社員が仕事を続けられる仕組みを強化するとともに「女性の力を最大限に活用する」(平光社長)。

これまで同制度の対象は子供の年齢が3歳までで勤務時間は1日6時間もしくは同7・5時間のいずれかを選択していた。対象年齢を引き上げるとともに、勤務時間を5~8時間の間で30分刻みで選択できるようにした。さらに1時間単位の有給休暇が年40時間取得可能となっており「二つの制度を組み合わせれば(育児を理由に)辞めずに働くことができる」(同)。

あらゆる業種で人手不足が言われる中で、平光社長は「あと5~10年は人手不足が続く」とみている。ディーラー経営において女性社員の力を最大限に活用するためのマネジメントが必要であり、「女性が活躍出来るようにすることが日本企業にとっての命題」(同)として制度の見直しに踏み切った。
4月に制度を見直してからは申請するケースが増えているという。例えば、これまで同制度の対象外だった小学生の子供を持つ女性社員が同制度の利用申請を行ったという。
また、新卒採用でも母親になっても仕事が続けられる仕組みがあることを学生に訴求している。今後もさらなる支援策を講じていく方針だ。

日刊自動車新聞5月8日掲載

カテゴリー キャンペーン・表彰・記念日,白書・意見書・刊行物
主催者

静岡トヨペット㈱

対象者 一般,自動車業界