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自動車産業インフォメーション

2018年4月26日

17年度、ドラレコ出荷2倍「あおり運転」契機に

2017年度のドライブレコーダー(ドラレコ)出荷台数が前年の2倍近くに伸びたことが電子情報技術産業協会(JEITA)のまとめでわかった。昨年6月に起きた東名高速の死亡事故をきっかけに「あおり運転」が社会問題化し、自衛のためドラレコ需要が急増した。法人需要や新車購入時にオプション装着する需要も増えており、当面は堅調な販売が続きそうだ。

アルパイン、クラリオン、ユピテルなど加盟16社の同年度出荷実績は266万5309台(前年比82・9%増)だった。上期(4~9月)も前年同期比29・9%増の84万8252台と好調だったが、下期(10~3月)は同125・9%増の181万7057台と急増。ドラレコ各社は増産を急いだが、一時は供給が追いつかず、カー用品店で品切れが相次ぐ事態も起きた。
ドラレコは安価な入門モデルと高機能モデルとに二極化しつつある。また、夜間撮影能力や駐車時の監視機能、スマートフォンとの連動など機能も多彩になってきた。社用車などに向けた販売も春から増えていると言い、当面は堅調な需要が見込めそうだが、ドラレコ各社の販売競争も激しくなりそうだ。

日刊自動車新聞4月23日掲載

開催日 2018年4月23日
カテゴリー 白書・意見書・刊行物
主催者

電子情報技術産業協会(JEITA)

対象者 自動車業界