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2018年4月15日

BSサミット、エーミング作業工数を策定 適正な修理料金の根拠に

BSサミット事業協同組合(磯部君男理事長、東京都中央区)は、衝突被害軽減ブレーキ(自動ブレーキ)など先進安全装置の修理料金を算出する目安となる工数を冊子として初めてまとめた。

組合員が保険会社などに適正な修理料金を請求しやすくするのが狙いだ。第1弾として、トヨタ自動車「プリウス(ZVW50)」、同「PHV(ZVW52)」用を月内にも組合員に配布する。今後も先進安全技術への対応を積極的に進めていく考えだ。

工数の算出に当たっては、機械工具商社大手のイヤサカ、外部故障診断機(スキャンツール)メーカーであるツールプラネットの協力を得た。作業手順や方法についてはトヨタの電子技術マニュアルに準拠した。インテリジェントクリアランスソナーシステムの登録設定や前方レーダーの光軸調整、前方認識カメラの光軸学習、ブラインドスポットモニター調整など12の作業項目について、機器や工具の設置といった準備などを含め、一連のエーミング(機能調整)作業に関する作業工数を算出した。組合員はこの工数にレバーレート(時間当たりの標準作業料金)をかけ、適正な修理料金の根拠にできる。

第2弾は販売台数の多い軽自動車を予定している。今夏までにまとめる計画だ。
BSサミットは、テュフラインランドジャパン(トビアス・シュヴァインフルター社長、横浜市港北区)が監修する認定制度「エクセレント車体整備工場」を展開しており、今後も電動化や運転支援など先進技術へ組合員が対応しやすいよう支援していく。

日刊自動車新聞4月13日掲載

カテゴリー 白書・意見書・刊行物
主催者

BSサミット事業協同組合

対象者 自動車業界