2018年4月2日
中小企業白書案、生産性向上の事例紹介 事業承継にM&A
中小企業庁は29日、2018年度版の中小企業白書・小規模企業白書案を同庁の有識者会議に示した。生産性向上に成功した事例を多く盛り込んだことなどが特徴だ。4月下旬に閣議決定し、公表する。
同日、開かれた「中小企業政策審議会」で示した。生産性向上に取り組んだ113事例を紹介したほか、中小企業の経営にヒントとなるような10テーマも盛り込んだ。白書案はまた、事業承継の際に「M&A(企業の合併・買収)を活用することが生産性向上に寄与する」とも指摘。大企業から切り出された事業や倒産企業、後継者問題を抱える企業などの事業を相次ぎ取得し、グループ全体の売り上げ増につなげた事例を紹介した。また、M&Aの有無で労働生産性に違いがあるとも指摘した。
日刊自動車新聞3月30日掲載
カテゴリー | 白書・意見書・刊行物 |
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主催者 | 中小企業庁 |
対象者 | 一般,自動車業界 |