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自動車産業インフォメーション

2018年3月19日

国土交通省と全ト協が「ドライバー視点の車両開発」で検討会

トラック業界により多様なドライバーを呼び込むため、国土交通省と全日本トラック協会は「女性ドライバー等が運転しやすいトラックのあり方検討会」を3月14日に設置した。

今後、トラックメーカーやドライバーなど多方面からヒアリングを行い、運転に当たってキャビンへの昇降をはじめ配慮する事項をガイドラインとして、11月をめどにまとめる。

将来の担い手や、現在勤務しているドライバーが働きやすい環境を維持することが、女性をはじめとする多様な人材確保のために必要不可欠。このため、トラックを運転するにあたって、キャビンへの昇降、運転席ポジションの調整、「見やすい」など安全運転を支援する車両技術で配慮すべき事項があり、ドライバー視点に立った車両のあり方をガイドラインとしてまとめる。

ヒアリング(アンケートを含む)は、トラックメーカーや架装メーカー、ドライバー(女性など小柄なドライバーや高齢者)、それにこれからドライバーになってもらいたい人などさまざまな意見を吸い上げ、対象車種ごとに運転しやすい車両の開発や、架装で工夫する点などをまとめる。検討会は、東京大学の鎌田実教授を座長に、有識者、行政、自動車関連団体、労働組合などで構成。

トラックドライバーは、有効求人倍率が2.76(1月)と全産業の1.8倍で、ほかの産業に比べて人手不足が深刻。女性の就業割合は2.5%で、全産業の43%より大幅に低く、高齢者層の割合が高く(50歳が37.6%)、若年層の割合が低い(25歳以下3.2%)。

運輸新聞3月16日掲載

開催日 2018年3月14日
カテゴリー 会議・審議会・委員会
主催者

国土交通省、全日本トラック協会

対象者 自動車業界
リンクサイト

国土交通省ホームページ

http://www.mlit.go.jp/report/press/jidosha04_hh_000149.html