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2018年3月19日

宮城整振、整備士への理解度向上へ 人材確保、小中学生から

宮城県自動車整備振興会(渡邉芳博会長)は、自動車整備士の人材確保に向けて、小中学生などの整備士の理解度を高める活動を推進する。

中学生の職場体験受け入れが可能な会員事業場を拡大していく。また、宮城整振は4日、小中学生を対象としたワークショップを初めて開催。今後、子ども向けイベントへの出展を増やすなど整備士や車について学ぶ機会を設ける。自動車業界に対する関心を高めることで人材確保に結びつける。

人材確保対策の一環として中学生の職場体験受け入れが可能な会員事業場を募集しており、現在、県内70事業場以上が参画している。中学生を受け入れる際には、テキストや宮城整振のロゴ入り作業帽子を提供し、体験の内容や進め方についても支援する。今後、受け入れ可能な事業場を増やし、県の教育活動支援サイトへの登録を目指す。
また、イベントなどで子ども向けの整備士体験を実施することで認知拡大を図る。4日、名取市の尚絅学院大学で行われた子ども向けイベントで整備士の仕事を紹介するワークショップを開催した。宮城整振としては初めての取り組みで、小中学生の男女36人が参加し、座学やエンジン分解、ホイールナットを外す作業の体験などで整備士について学んだ。スキャンツール(外部故障診断機)を活用する場面では真剣な様子でのぞき込むなど、車に興味を持った様子だった。
長谷川茂専務理事は「子どもが車に触れる機会を作ってあげることが大切。その中で整備業界の魅力も伝えたい」と、子ども向けの活動に注力する考えを示した。

日刊自動車新聞3月16日掲載

開催日 2018年3月4日
カテゴリー キャンペーン・表彰・記念日
主催者

宮城県自動車整備振興会

開催地 尚絅学院大学(名取市)
対象者 キッズ・小学生,中高生,自動車業界